こんにちは
今回は、工学部を考えている人に向けて、農学部の宣伝をしていきます。
現在、文部科学省では「大学の規模縮小」と題して、大学の統廃合を検討しています。国立大学も例外ではありません。
そんな中、理系学部の中でとりわけ倍率が低いことで有名なのが農学部です。
農学部に在籍する自分としては、このままでは母校も縮小されていくのでは!?と危機感を抱いています。
理学部と農学部の併願はよく見るのですが、今回はあまり関係が無いと思われがちな工学系や情報系と農学の関係性を説いていき、農学部にも興味を持ってもらいたいと思います。
いま、工学・情報の人材が求められている
現在、受験生の方で以下のキーワードに興味のある方はいませんか?
- 機械設計
- ロボット
- AI
- 機械学習
- ディープラーニング
- IoT
実は、これらに関係する研究はすべて農学部でもできます!
現在、農学では工学知を取り入れて農業を効率化していく動きが加速しています。
しかし、入学者の多くは
- 物理やったことない…
- バイオに興味がある!
といった具合で、工学系になかなか興味を持ってもらえません。
物理選択でも農学は受験できる!
あまり知られていないのですが、農学部は物理選択でも受験できます。
主な農学部の受験方式をチラ見してみます。
農学部の受験方式
センター試験:物理、化学、生物、地学から2科目選択
2次試験:物理、化学、生物、地学から2科目選択
センター試験:物理、化学、生物、地学から2科目選択
2次試験:物理、化学、生物、地学から2科目選択
センター試験:物理、化学、生物、地学から2科目選択
2次試験:物理、化学、生物、地学から2科目選択
このように多くの農学部は、物理選択で受験可能な、柔軟な受験方式となっています。
もちろん、入学してから各分野を学んで行く必要はあるのですが、多様なバックグラウンドの人が活躍できる研究領域が備えられています。
工学部の知識が求められる農学部の研究とは
工学的なアプローチが求められている研究分野は、農業土木、農業機械などのわかりやすい分野を初め、農業情報といったスマート農業関連の分野があります。
それらの分野で行われている研究の多くは、現場を想定した応用研究です。
「技術的には他の分野で出来るはずなんだけど、農業の現場に使うには農業特有の難しさがある」というケースが多いです。
少し例を挙げます。
ロボットトラクターの自動走行についてのテーマがあるとします。
このテーマの難しさは、農場の不安定な作業環境です。
ぬかるんだ地面を走ることは、自動車の研究ではなかなか想定されておらず、農学部で研究をする意義です。
工学部を志望する人は農学部も考えてほしい
このように農学部では、工学部志望の人が活躍できるフィールドが沢山あります。
もし今工学部を受けるか悩んでいる人がいたら、ぜひ農学部も検討してみてください。
また、コメントを残してもらえれば、個人的に回答することも可能です!