皆さん、こんにちは!
私は現在、大学院の修士1年で農学系の学科に所属しています。
そんな私が友人関係や後輩を見て、
- 学部で就職して幸せな人
- 大学院に進学して幸せな人
の違いを解説し、それぞれメリット・デメリットを解説します。
そのうちこの記事では、学部で就職するべき人の特徴を書いていきます。
私の所属から、この記事が当てはまるのは理系に限定されます。
Contents
大学院とは?

大学院(だいがくいん)とは、高等教育(学士課程)にて優秀な成績評価を取得した者を対象として、上級学位(修士、専門職学位、博士)を付与する機関である[1][2]。国際標準教育分類(ISCED2011)ではレベル7と8に分類される[3]。「修士課程(博士前期課程)」「専門職学位課程」「博士課程(博士後期課程)」がある。
Wikipediaより引用
今回は、大学院の中でも「修士課程(博士前期課程)」を対象とします。
大学院への進学は、旧帝大に代表される上位大学では一般的ですが、地方国立や私立大学では少数派のこともよくあります。
特に、地方国立や私立大学では、就活派と進学派で大きな隔たりがあり、進学にあたって悩むこともあるでしょう。
大学院は研究をするところです。
学部までの「勉強」とは異なり、自分で考えて「研究」を行う必要があります。
もちろん、修士課程では教授の管理下にありますし、研究の進め方も教授との相談になると思います。
その中で主体的に考えて研究を進めていくことが大学院生には求められます。
一方、大学院生は1年生の夏から就職活動が始まります。
4年生の頃になかった講義もあり、
研究・講義・就活
とトリプルタスクが降りかかってきます。
学部卒で就職するべき人

大学院に進学せず、学部卒で就職するべき人はどんな人でしょうか。
以下に占めす理由のうち1つでも当てはまれば、就職すべきだと思います。
職種を絞れている(学部でもなれる)
まず、職種を絞れており、その職種が学部卒でもなれる場合は、学部卒で就職するべきです。
例えば営業職やマーケティング、大半の公務員職などです。
現時点でこれらの職を希望している場合、大学院進学によって学べるものは限定的かも知れません。
公務員の中には農業職などの研究職もありますが、私の同期でも学部卒で入っている人も多いです。
もちろん大学院に行ったからといって、これらの職に就けないわけではないので、よほど志望度が高くない限り大学院進学によるデメリットは無いと思います。
早く社会に出たい人
早く社会に出たい人も、就職するべきです。
基本的に目的意識がないまま大学院に行ってもメリットはありません。
目的意識がなければ講義も研究も中途半端になります。
そうなれば、企業が大学院卒に求める能力も身についておらず就職活動で失敗する可能性もあります。
学部卒のメリット
次からは学部卒のメリットを説明します。
早くキャリアを積める
学部卒は大学院卒に比べて、2年間企業での業務経験を積むことができます。
私自身は大学院に進学したので想像でしかありませんが、企業で過ごす2年間も自分を大きく成長させてくれるはずです。
学部卒で就職しても問題ない業種であれば、早く就職するに超したことはありません。
大学院での学びも意味が無いわけではありませんが、実際にビジネスの現場で学べる知識とは別物です。
就活に失敗しても、進学できる
万が一就活に失敗しても、大学院に進学することが可能です。
私の経験上、就活を始めた当時と比較してかなり成長したと思います。
ある程度は、慣れが必要で就活を始める時期が遅かった人や、研究室が厳しすぎる人の場合は、学部での就活が上手くいくとは限りません。
そういった時でも、進学すればもう一度フラットな状態で選考に望めるのは学部卒で就活をするメリットです。
学部卒のデメリット
最後は学部卒のデメリットです。
研究職になれない
学部卒で就職する場合は、研究職には就けません。
もちろん100%無理ということではありません。
私がインターンシップでお世話になった研究機関では、少数ですが学部卒も研究職で採用していますし、地方公務員の農業職は研究職も含みます。
ですが、民間企業では研究職の採用自体が、大学院修士課程以上に限定されています。
入社後も学会参加や論文執筆のチャンスもほぼ無いため、注意が必要です。
院生に比べて就活が不利
これは私の主観ですが、院生に比べて就活が不利です。
ただし、メーカーの技術職など、選考で院生と勝負する可能性の高い職種に関してです。
大手メーカーでは、研究開発や設計、施工管理などの技術系の職種が、「総合職」として採用されることが多いです。
そうなった場合、学部生と大学院生が同じ土俵で勝負することになります。
自分がやってきた研究内容を話せる
学会やゼミなど人前で話すのになれている
私が就活を経験してきて感じたことです。
昔の自分、インターンで知り合った学部生を見て強く感じました。
技術職などは、トーク力や研究実績など院生に比べて不利になりやすい
まとめ

学部生で就活するべき人の特徴と、メリット・デメリットについて説明しました。
最後にもう一度まとめます。
- 職種を絞れている
- 早く社会に出たい
- 早くキャリアを積める
- 就活に失敗しても進学できる
- 研究職になれない
- 院生に比べて就活が不利