こんにちは
今回が私がリーダーを経験した時の話をしようと思います。
大学2年生の時、3週間程度、海外の学生と日本の学生を束ねて農村部に行くというプログラムのリーダーを経験したのですが、それが本当にきつかったです。
毎日涙を流しながらなんとか耐え抜いたといった具合だったのですが、今となっては本当にいい経験をした思っています。この経験なしに今の自分はないと言えるほど大きな経験だったので、昔を思い出しつつまとめていこうと思います。
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リーダーをする難しさ
サークルや部活の部長や、学生団体のリーダー、仕事でも部下を持っている人たちはみんな多かれ少なかれ悩みを抱えているはずです。
でもこれって、人の上に立ったことがないと絶対に見えてこないことだと思います。実際、自分は上に立つまで、リーダーというか人の上に立つ人の気持ちを全く理解していないことを知りました。
部下と上司の板挟み
リーダーと言っても、自分以上に偉い人はいくらでもいます。
サークルや部活ならOBや大学の事務職員などは自分より上ですし、実質団体を率いていても対等に議論ができるようなポジションではありません。
なので、上からの指示や要望が来ると、従わざるを得ない状況になります。
特に、1年程度で交代するリーダーですから、何かを劇的に変えることは難しく、これまで通りかマイナーチェンジができるのが関の山です。
もし、あなたが改革を推し進めた経験があるのであれば、それは素晴らしいことです。
上からの支持を受け入れるとなれば、下から来る要望に応えることは難しく、どうしてもヘイトを集める形になってしまいます。
明らかに不の遺産として、現役から不評であってもいざ部長やリーダーになるとどうしようもないことが多いです。
思っていてもあえて言わないことが多い
リーダーになると、下の学年やほかの人に対して支持をだすことが多くなります。
「あれやって」「これやって」、リーダーは色々な事を考えて支持を出します。
当然、次やその次に起こることも考えて支持だしをするので、どうしてもアバウトな発言も増えてきます。
そして、細かいことを気にしていては、全体が進まないので、目についたとしてもいちいち言ったりしません。
話し合いに参加せず寝ている人、片づけをせずにしゃべっている人、全て見えています。
言うほどではないが、やってほしい
それ以外にも、わざわざ指示をするほどではないけれど、やってほしいことが沢山あります。
集合時間や仕事振りでもゼロから100まですべて言うことはよほど親切な人か、部下を信頼できていないのだと思います。
特に代替わりなどでリーダーが変わった直後などは細かく指示されてもウザいと思わないでください。
リーダーを助ける部下になるには?
多くの人はリーダーを経験することなく、過ごすはずです。その点で私は本当に恵まれていたと思います。
リーダーを経験した人であっても、人生の大半の時間はリーダー以外、誰かの部下として過ごすはずです。
なので、組織の中でうまくやっていくためには、リーダーを助けられる部下になることが大切だと思います。
そのうえで、どんなことを意識すればいいか?という視点でいくつか行動に移せることを書いていきます。
相手の何を見ているか観察する
ただやみくもに手伝おう、何かしようと思っても、思い違いになることが非常に多いです。
いわゆる「勘違い野郎」状態で、このタイプの扱いは上から見ると非常に難しく思われてしまいます。
なので、初めは相手を知ることから始めることをおすすめします。
経験者であれば、相手の立場に立って考えればいいのですが、未経験者はそもそも相手の立場に立ったことがないのでわからないと思います。
そういう人は、まずは相手を目で追うことから試してみて下さい。
相手をひたすら見て、目線がどこに向いているか、何をしているかを逐一確認すると、何が気になっていて、どうしようとしているかが見えてきます。
わからないものは確認する
相手を見ることで、困っていることはないか、私にできることは何かわかってくると思います。
でも、なんとなくこうすればいい、たぶんこうしてくれたらいいだろうという想像レベルの場合は、そのまま実行に移してはいけません。
こんなこと聞かれてもウザいよな…、これくらい理解しろって思われるよな…などの心配もあるかもしれませんが、必ず確認してください。
細かすぎる部分でもしっかりと説明すると、相手もここまで言った方がいいなと思ったり、この人は周りが見えているから、これから頼ってみようと思ってくれます。
まとめ
リーダーの大変さはなったことが無ければわかりません。
おそらく多くの人はリーダーを経験せずに終えると思うので、経験できた自分は幸運だったと思います。
本当につらかったですが、いまの自分を形造る上で非常に大きな要素だったと思っています。
どうすれば上下で良い関係を築けるかなと考えた結論は「コミュニケーション」です。ありきたりだと思いますが、上下の関係の会話だけでなく、日常的なコミュニケーションが重要なのは間違いありません。
普段から、リーダーでも部下でもその人が何を見て、何を考えているのか知ることで、話し合いや運営が円滑に進むはずです。